ナキリスゲ

菜切菅

単子葉、 カヤツリグサ科、 スゲ属、常緑、多年草。 用語説明
花期:夏〜秋 8月〜10月
高さ:40〜80センチ
同じ根から多くの茎や葉が密に叢生して、大きな株を作る。
葉は根出し、幅2〜3ミリの細い線形で、暗緑色で、かたく、ざらつく。
細長い茎の上部から長い柄を1〜3本出して、多数の小穂を互生させる。 小穂は長さ1〜3センチの細長い菱形で、短い柄があり、 上部に細い雄花部、下部に果胞の並んだ雌花部がある。 下の苞は葉状で鞘があり、上の苞は棘状である。
果胞は長さ約3ミリの扁平な広卵形で、表面に刺毛が密生する。

識別点: ナキリスゲコゴメスゲ
 ナキリスゲ:小穂が太くて先端以外は緑色、葉が暗緑色。
 コゴメスゲ:小穂が細くて褐色が混じる、葉は光沢のある緑色。

(2017/9/30)


小穂は細長い菱形で、上部(先端)に雄花部、下部に雌花部がある。 (2013/1/12)


小穂の先端の雄花部は淡褐色であるが、本体部分(雌花部)は緑色。(2013/10/6)




葉は根元から出る。(2015/10/3)


1つの株から多数の葉や花径が出て、大株となる。(2015/9/30)


(2010/10/10)


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