マスクサ

桝草

単子葉、 カヤツリグサ科、 スゲ属、多年草。 用語説明
花期:春〜夏 5月〜6月
高さ:30〜70センチ
別名:マスクサスゲ
茎は丸みのある3稜形で、枝分かれせず、束生して直立する。
葉は幅2〜4ミリの線形で根生状に多数出て、 つやがあってやわらかい。
茎先に花穂が直立し、 小穂は長さ0.5〜1センチであり、 数個が花茎に間隔をおいて互生し、 直下に葉のような苞がある。下方の苞は葉のように長い。 よく見えるのは緑色で長楕円形の雌小穂であり、 雄小穂はその基部に苞に隠れるように小さくついている。
果胞はやや扁平な広卵形で、長さは 3〜3.5ミリあり、 鱗片より大きい。

識別点: コジュズスゲマスクサ
 コジュズスゲ:雄小穂は線形で茎先につき、雌小穂は側小穂で1〜1.5センチ。
 マスクサ  :雄小穂は小さくて雌小穂(0.5〜1センチ)の基部につく。

(2015/5/16)




少し長いのは雌小穂で、雄小穂はその基部に小さくついている。


苞の基部近くで白くて2叉になった葯をつけているのが雄小穂、
その上部で3叉の裂片をつけているのが雌小穂。 (2014/5/11)




葉は根生状に出る。小穂の下にあるのは苞。(2015/5/16)




大きくなってきた広卵形の果苞。 (2015/5/16)


果苞は広卵形で嘴がある。 (2015/5/16)


(2015/7/11)


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