ヒメシャガ
姫射干
単子葉、
アヤメ科、
アヤメ属、球根植物、夏緑、多年草。
用語説明
花期:春〜夏 5月〜6月
高さ:15〜30センチ
根茎は短くて横に這い、ひげ根が多い。
日蔭でも育つ。
シャガより小さくて葉も柔らかく、光沢がない。
冬には地上部が枯れる。
花茎は上部で数個に分枝して、先に花径約4センチで淡紫色の花をつける。
3枚の外花被片は倒卵形で、白地に紫の脈があり、黄色い斑紋がある。
3枚の内花被片は少し小さく、
淡紫色の狭楕円形で先に浅い切れ込みがある。
3本の花柱はやや平たくて、
外花被片の中央線に沿って半ばまでのび、
先が3裂してその先がさらに2裂し、小さい花弁のように見える。
雄しべは花柱の下に隠れていて、上からは見えない。
直径8ミリの球形で丸い膨らみのある朔果をつける。
日本特産。
識別点:
シャガ、
ヒメシャガ
シャガ :花期4〜5月、花は白紫色、高さ30〜60センチ、実はできない。常緑。
ヒメシャガ:花期5〜6月、花は淡紫色、高さ15〜30センチ、よく結実する。冬に地上部が枯れる。
花弁に黄色い斑紋と縁へ向かう紫色の筋があり、花柱の先が裂けて小さい花弁状になる。
(2016/5/5)
葉にはシャガのような光沢はない。
葉は線形で叢生し、基部は左右に平たく重なり合う。
(2016/4/15)
(2015/6/1)
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