ヤグルマソウ

矢車草

双子葉、離弁花、 ユキノシタ科、 ヤグルマソウ属、多年草。 用語説明
花期:夏 6月〜7月
高さ:0.8〜1.2メートル
地下茎があり、谷筋の落葉樹林などの湿った林内に群生する。
根生葉は50センチぐらいの長い柄を持つ掌状複葉で、 小葉は長さ20〜40センチもある倒卵形で、 先が3個〜5個に浅裂し、裂片は3角状であり、 小葉全体に鋸歯がある。 茎につく葉は小さくて、互生する。
夏に1メートル前後の茎を直立させ、 長さ20〜40センチの円錐花序をつける。 直径6〜8ミリの白い小花が密に咲くが、花弁はなくて、 6枚の花弁状萼片がある。 雄しべは10個、花柱は2個ある。
長さ約5ミリの狭卵形の刮ハができる。
園芸種でヤグルマソウと言われることもある草花は、 本種と全く異なる ヤグルマギク であることが多い。

(2017/5/19)


円錐花序に白い花が密に咲く。 (2017/5/19)


掌状複葉の小葉は倒卵形で、先が3〜5浅裂する。 (2017/6/6)


小さな狭卵形の刮ハができる。 (2017/6/6)


花期になるまでは根生葉しか出ない。 (2017/6/29)


双子葉植物へ戻る
単子葉植物も見る
裸子植物も見る
総目次へ戻る