トリカブト

鳥兜

双子葉、離弁花、 キンポウゲ科、 トリカブト属、多年草。 用語説明
花期:秋 9月〜10月
高さ:約1メートル
紡錘形の根塊があり、地下茎がのびて根塊がふえる。
茎を高く直立させる。
葉は互生し、掌状に5深裂したあとさらに中裂して羽状となり、 裂片に粗鋸歯がある。 ニリンソウ にくらべ、裂片が細いが、両者の葉はよく似ていて、 葉だけでは区別がむずかしい。
茎の上部の葉腋に総状花序を出し、とんがり帽子形の兜に似た 紫色の花を咲かせる。 花弁のように見えるのは萼片で5枚あり、 本当の花弁は兜状の萼片の中に隠れて見えない。 雄しべは多数あり、雌しべは3〜5個ある。
細長い角状の袋果ができる。
猛毒を持つ。
毒性の強いヤマトリカブトと、オクトリカブト、 毒性が弱くて花のきれいなハナトリカブトがある。 ヤマトリカブトの葉は3〜5中裂するのに対し、 オクトリカブトの葉は5〜7中裂する。 両者とも猛毒で、解毒剤は知られていないので、 ニリンソウと間違えて口にしないようにしなければならない。

識別点: トリカブトニリンソウ
 トリカブト:秋に紫色の花が咲く、茎が高くのびる、紡錘形の塊根をもつ。
 ニリンソウ:春に白い花が咲く、茎は低い、根茎が横に這う。

識別点2:
 ヤマトリカブト:葉3〜5中裂、花期9〜11月。
 オクトリカブト:葉5〜7中裂、花期8〜10月。

花が兜に似ているヤマトリカブト。(2015/10/8)


紫色のは萼片で5枚ある。雄しべが多数見える。(2016/10/27)


花の中を下からのぞくと、白くて曲がった花弁が見える。(2016/10/4)


ヤマトリカブト。Photo by H. O. (1996/10/4)


ヤマトリカブト。(2015/10/8)


ヤマトリカブト。花柄は毛で覆われている。(2015/9/29)


ヤマトリカブトの蕾。(2015/9/29)


ヤマトリカブトの蕾。(2016/10/27)


ヤマトリカブトの袋果。指を束ねた形をしている。(2016/11/6)


ヤマトリカブトの袋果。(2016/11/6)


ヤマトリカブト。葉は掌状に5深裂したあとさらに中裂して羽状となる。


オクトリカブト。葉は掌状に7深裂している。(2016/10/15)


オクトリカブト。(2016/10/15)


オクトリカブト。雄しべが多数あり、雌しべはその中に埋もれている。(2016/10/15)


ハナトリカブト。(2017/9/30)


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