タイアザミ

大薊

双子葉、合弁花、 キク科、 アザミ属、花は筒状花のみ、多年草。 用語説明
花期:秋 9月〜11月
高さ:1〜2メートル
別名:トネアザミ
ナンブアザミの変種で、タイから来たのではなく、 大きいアザミという意味である。
直立した茎から枝が斜上する。
茎葉は互生し、長さ約30センチの楕円状被針形で、深い切れ込みがあり、 鋭くて長い棘がある。茎は抱かない。 根生葉は花期にはなくなっている。
頭花は直径約1.5センチで、紅紫色の筒状花からなり、 枝先に横向きまたは斜め下向きにつく。 総苞は少しふくらんだ鐘状で、総苞片の先は大きな棘になって反り返る。
そう果が実り、冠毛は淡褐色である。
同じ時期に咲く ノハラアザミ にくらべると、羽状複葉の裂け方が深くて大きい、葉が茎を抱かない、総苞片の反り返りが大きい、花期には根生葉がない、などの違いがある。
日本固有種。

(2016/10/2)


葯筒から白い花粉が押し出される。押し出し終えると雌しべが受粉可能となる。(2017/11/19)


総苞は鐘形で、総苞片が反り返る。(2018/10/2)


受粉を終えると白くなる。(中で種子と冠毛が育ち始める?) (2017/11/9)


葉は細長くて羽状に深裂し、大きい棘があって、互生する。 (2017/11/9)


羽状複葉の裂け方が深くて粗い。(2018/10/2)


(2016/4/29)


葉が茎を抱かない。(2017/11/9)


茎先が枝分かれして紅紫色の頭花をつける。蕾は茎先や葉腋につく。(2016/10/2)


総苞片は蕾のときから外向きに開く。(2018/10/2)


冠毛が現れる。 (2016/10/2)


(2016/10/28)


そう果に冠毛が放射状についている。冠毛は淡褐色で長い。


茎は直立し、背丈より高くなることがある。 (2017/11/9)


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