シュウブンソウ
秋分草
双子葉、合弁花、
キク科、
シオン属、筒状花と舌状花をもつ。多年草。
用語説明
花期:夏〜秋 8月〜10月
高さ:0.5〜1メートル
西南日本の山地の林床や林縁などに生える。
茎は直立してから4本ぐらいの枝を横に長く伸ばす。
根生葉はへら形で、縁が少し波打つ。
茎葉は互生し、長さ7〜15センチの楕円状披針形で、先が尖り、
上半部に波状の浅鋸歯があり、両面に短い剛毛がある。
秋分の頃、
葉腋に短い柄のついた黄緑色で直径約5ミリの頭花をつける。
中央部に両性で黄緑色の筒状花が多数あり、
小さいながらも先が5裂している。その外周に、
小さな白い舌状花が2列に並ぶ。
頭花の外見は
ヤブタバコ
に似ているが、(ヤブタバコにはない)舌状花のあることの他に、
葯の下部が尾状にならず、
花柱の先が扁平なことなどが異なる。
総苞は広鐘形で、総苞片は長さ2ミリあまりで先が丸く、
3列に並ぶ。
長さ約3ミリの紡錘形のそう果ができる。
舌状花のそう果には先に小さな棒状の嘴がある。
冠毛はわずかにあるが、ほとんど見えない。
(2018/10/2)
茎は少し立ち上がった後、長い枝を3〜4本放射状に伸ばす。
(2018/10/2)
茎葉は長い楕円状披針形。
(2018/10/2)
枝は横倒しになることが多い。(2022/11/2)
冬期にはへら形の根生葉があるが、他の地上部は枯れている。
(2018/1/21)
葉腋に鐘形の小さな頭花をつける。
(2018/10/2)
開花しても花冠は黄緑色。総苞片は3列に並ぶ。
(2018/10/2)
柱頭の先は2裂する。(2022/11/2)
冠毛があるが、目立たない。果実ができつつある。
(2018/10/2)
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