セイヨウオキナグサ

西洋翁草

双子葉、離弁花、 キンポウゲ科、 オキナグサ属、夏緑、多年草。 用語説明
花期:春 3月〜5月
高さ:15〜25センチ
オキナグサ に似ているが、花が2倍ぐらい大きくて、上向きに咲く点などが異なる。
茎は直立し、枝分かれはしない。
根生葉は長い柄を持つ2回羽状複葉である。 茎葉は柄がなくて3輪生状に出て、線状の裂片に裂ける。
茎先に直径5〜6センチの釣鐘形の花を1つ上向き〜横向きにつける。 花弁状の萼片が6枚あるが、花弁はなく、白毛に覆われており、 内側は暗赤紫色で、多数の雄しべと雌しべがあり、 花柱に長い毛が密生する。葯は黄色い。 花色は、赤茶、紫、黄色、白などがある。
花は花径が長さ15センチぐらいに伸びると咲き始め、 咲き終わる頃に花茎はもっとのびている。
花後に長い毛を持ったそう果が球状にあつまり、 花柱にも白い毛が多数のびる。
ヨーロッパ原産。

識別点: オキナグサセイヨウオキナグサ
 オキナグサ    :花茎約3センチ、花下向き。
 セイヨウオキナグサ:花茎5〜6センチ、花上向き。

(2016/4/15)


上向きに咲く。 (2017/3/30)


蕾はうつむく。(2016/4/15)


花弁のように見えるのは萼片。茎には白毛が密生する。(2016/4/15)


茎葉は、細長く裂けた羽状複葉が3輪生した形である。 (2016/4/15)


根生葉は2回羽状複葉で、花茎は次第に直立する。(2015/5/6)


出始めた冠毛。(2017/5/19)


そう果の集まった果実は、枝毛が出て、白髪頭状となる。(2015/5/6)


冠毛の枝毛がさらに密になる。(2017/5/19)


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