オキナグサ

翁草

双子葉、離弁花、 キンポウゲ科、 オキナグサ属、夏緑、多年草。 用語説明
花期:春 4月〜5月
高さ:15〜25センチ
全体が白毛に覆われる。 太い直根がある。 茎は直立し、株が大きくなると束生する。 枝分かれはしない。
根生葉は長い柄を持つ2回羽状複葉で、 茎葉は柄がなくて3輪生状に出て線状の裂片に裂ける。
茎先に長さ約3センチの釣鐘形の花を1つ下向きにつける。 花弁状の萼片が6枚あるが、花弁はなく、白毛に覆われており、 内側は暗赤紫色で、多数の雄しべと雌しべがあり、 花柱に長い毛が密生する。葯は黄色い。
花は花茎が10センチぐらいに伸びると咲き始め、 咲き終わる頃に花茎は30センチぐらいにのびる。
花後に長い毛を持ったそう果が球状にあつまり、 白髭のようにのびた毛がさらに多数の細毛を出して、 羽毛状(綿状)になる。
発芽後、花が咲くようになるまで2年ぐらいかかる。

識別点: オキナグサセイヨウオキナグサ
 オキナグサ    :花茎約3センチ、花下向き。
 セイヨウオキナグサ:花茎5〜6センチ、花上向き。



花はうつむいて咲く。葉が線状に細裂するものもある。(2017/3/30)


Photo by H. O. (1997/4/8)


小さい時は全体に毛深い。(2016/3/16)


多数のそう果が毛玉状に集まった果実ができる。(2017/5/2)


(2017/5/2)


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