ランヨウアオイ

乱葉葵

双子葉、離弁花、 ウマノスズグサ科、 カンアオイ属、常緑、多年草。 用語説明
花期:春 3月〜5月
高さ:約15センチ
ブナなどの落葉広葉樹林の林床に生える。 節のある茎が地表を這い、群生する。
葉は長さ6〜15センチの矛状広卵形で、 基部が深く切れ込み、そこに赤褐色の葉柄がついて根生する。 葉身は光沢があり、白斑のあるものもあり、葉脈がやや白い。
花は直径十数ミリ長さ十数ミリの筒状鐘形で、 淡紫褐色〜淡緑紫色であり、外側は黄白色で縦筋がある。 花弁はなく、3枚の萼裂片が淡黄赤色の花弁状となる。 萼筒内壁には網目模様がある。 雄しべは12本、花柱は6個ある。
日本固有種で、関東南部に自生する。

識別点: タマノカンアオイカンアオイフタバアオイ ランヨウアオイ
 タマノカンアオイ:花期は4月で、葉に斑紋があり、筒形の花が上向きに咲く。
 カンアオイ   :花期は10月〜2月で、葉脈は目立つが斑紋がなく、筒形の花が上向きに咲く。
 フタバアオイ  :花期は3〜5月で、葉は対生し、斑紋はなくて短毛があり、お椀形の花がうつむいて咲く。
 ランヨウバアオイ:花期は3〜5月で、葉は根生し、光沢があり、白斑のあることがあり、筒形の花が地に接して咲く。

葉は矛形の広卵形で、基部が深く切れ込む。 (2022/11/2)


葉は根生し、葉柄は赤褐色である。葉に光沢があり、葉脈はやや白い。 (2022/11/2)


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