タマノカンアオイ

多摩の寒葵

双子葉、離弁花、 ウマノスズグサ科、 カンアオイ属、常緑、多年草。 用語説明
花期:春 4月
高さ:10センチぐらい
林床に生え、茎は黒紫色で地を這う。
地面から出た葉柄の上に5〜13センチの卵円形〜広楕円形で 基部が深く切れ込んだ葉がつく。葉柄は長い。 葉は濃緑色で光沢があり、白色または淡緑色の斑紋のあるものが多い。
花は直径3〜4センチの筒形の暗紫色で、花弁はなく、合生した3枚の 萼の縁が波打ち、葉の下で地上すれすれに数個咲き、目立たない。
花後の花筒の中に褐色で先の尖った楕円形の種子があり、 アリの好む淡褐色の種枕(エライオソーム)がついている。 種子をアリが運ぶと言われる。 繁殖力が弱く、広がるのに長年月かかる。
多摩丘陵に自生する絶滅危惧種。

識別点: タマノカンアオイカンアオイフタバアオイ
 タマノカンアオイ:花期は4月で、葉に斑紋があり、筒形の花が上向きに咲く。
 カンアオイ   :花期は10月〜2月で、葉脈は目立つが斑紋がなく、筒形の花が上向きに咲く。
 フタバアオイ  :花期は3〜5月で、葉は対生し、斑紋はなくて短毛があり、お椀形の花がうつむいて咲く。



葉は卵円形で基部は深く切れ込み、濃緑色で斑紋がある。


花は4月に咲く。萼筒入り口には白い襞があり、口輪がある。


蕾。(2016/4/16)


蕾と花


花は葉陰に隠れて目立たない。


花の押しくらまんじゅう。


内部に花柱(基部が白く先が濃紫色)が6個あり、編み目模様がある。(2016/4/16)


萼筒が破れて露出した果実。淡褐色のが種子?


成長は遅いが常緑で冬も緑の葉がある。


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