オトギリソウ

弟切草

双子葉、離弁花、 オトギリソウ科、 オトギリソウ属、多年草。 用語説明
花期:夏〜秋 7月〜9月
高さ:30〜60センチ
茎は直立し、上部で枝分かれする。無毛であるがやや白っぽい。
葉は十字対生し、長さ3〜6センチ、幅0.7〜2センチの広披針形で、 全縁で先が丸く、茎を少し抱く。
(十字対生:向き合った葉の対が段ごとに90度ずれる)
花は枝先に数輪つき、直径1.5〜2.5センチで、黄色く、5弁で、 花弁と萼片に黒点と黒線がある。柱頭は赤い。
花後に花弁がよじれて子房をつつむが、子房がふくらむとはがれて、 茶色いつやのある刮ハが現れる。
茎や葉、花などに赤い色素を含む腺体がある。
葉を油に浸して切り傷や神経痛などの薬を作る。
同属の セイヨウオトギリソウ (セント・ジョーンズ・ワート)は、 ヨーロッパ原産で、草丈が60〜80センチと高く、 オトギリソウにくらべて薬効が異なり、ハーブとしても利用される。



葉は広披針形で、十字対生する。(2014/7/12)


蕾。(2009/8/15)


花や萼などに小さな黒い斑点がある。(2016/7/27)


(2009/8/15)


花は5弁。(2011/8/7)


花後。(2008/9/28)


でき始めの実。(2013/11/24)




葉は鈍頭(葉先がとがらない)。(2015/5/1)


葉の向きがが段ごとに90度ずれる(十字対生)。(2016/7/27)


果実は茶色の刮ハ。花には巴形(プロペラ形)になるものもある。葉は紅葉する。(2014/9/23)


(2010/9/20)


口を開いた刮ハ。(2016/10/20)


種子は長さ1ミリ弱の黒褐色の長楕円形で、光沢がある。 (2019/11/16)


セイヨウオトギリソウ。草丈が高く、薬効も異なる。(2017/4/22)


セイヨウオトギリソウ。葉腋から分枝する。 (2018/5/19)


セイヨウオトギリソウ。枝を広げてよく繁る。 (2018/5/19)


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