オカタツナミソウ

丘立浪草

双子葉、合弁花、 シソ科、 タツナミソウ属、多年草。 用語説明
花期:春〜夏 5月〜6月
高さ:10〜50センチ
タツナミソウ と似ているが、 茎にやや縮れて下を向く毛がある、 花序が短い、 葉は上にゆくほど大きくなる、 などの違いがある。
茎は有毛で赤みを帯び、直立し、分枝しない。
葉は長さ1.5〜5センチの広卵形で対生し、 鈍い鋸歯があり、軟毛がある。
初夏に茎の先に長さ約2センチの短い穂状花序を出し、 同じ方向に向いた唇形の花をいくつもつける。 色は淡紅紫色で、 上唇はかぶと形におおいかぶさり、 下唇は3裂して平開し、斑紋がよく見える。
花後に萼の上唇が皿状になり、下唇が鍋状になって、 その中に4分果ができる。 各分果は偏球形で表面が小さい突起で覆われており、 熟すと萼の上唇がとれて分果が落ちる。

(2018/5/1)


茎先の短い花序に細長い唇形花が数個咲く。 (2018/5/1)


茎に下向きの縮れた白い毛がある。 (2018/5/1)


小さな鍋のような果実ができる。 (2018/5/1)


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