ヒナギキョウ

雛桔梗

双子葉、合弁花、 キキョウ科 、キキョウ属、多年草。 用語説明
花期:春〜夏 5月〜8月
高さ:20〜40センチ
キキョウ と似てはいるが、小さいだけではなく、 葉や花、果実などにかなりの違いがある。
地下に長い根茎がある。 茎は細長くのびて、まばらに分枝する。
下部の葉はへら形で輪生し、波状の低い鋸歯がある。 上部の葉は披針形で互生し、低い鋸歯がある。
枝先に長さ5〜6ミリの小さい漏斗状の花を1つずつつける。 花冠は5深裂し、青紫色であり、 雌しべが1本と白い葯をもつ雄しべが5本ある。 雄性先熟で、雄しべが花粉を出したあと、雌しべが成熟する。 雌しべは白くて直立し、始めは花柱が3裂する。 萼は鐘形で先が5裂し、裂片はとがる。
果実は刮ハで、上を向いた長さ約7ミリの鐘形であり、 5枚の萼片が残る。 熟すと上部が縦に3裂し、 赤褐色で楕円形の小さな種子が多数出てくる。

花は青紫色で、花冠も萼も5裂する。 (2018/5/30)


雄しべは5本。花柱は直立し、先が3裂する。 (2011/6/19)


雌性期の花。雄しべは花粉を出し終わっている。 (2018/5/30)


(受粉すると?)花柱が合着して太くなる。 (2018/5/30)


根生葉はへら形で輪生する。茎葉は披針形で細い。 (2018/5/30)


茎の途中でまばらに分枝する。 (2018/5/30)


果実ができはじめる。 (2018/5/30)


果実は細長い鐘形で上を向く。 (2018/5/30)


太り始めた果実。 (2018/5/30)


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