アリアケスミレ
有明菫
双子葉、離弁花、
スミレ科、
スミレ属、多年草。
用語説明
花期:春 4月〜5月
高さ:9〜12センチ
特徴要約(他のスミレとの比較については
スミレ科一覧参照):
地上茎:無、花色:白〜紅紫色、葉:楕円状披針形、距:太短、花柱:頭状。
根が白くて太い。
地上茎がない。
葉は根から束生する。
花期の葉は長さ2〜7センチの長楕円状被針形で、鈍頭である。
夏期の葉はもっと大きい長三角状被針形となる。
葉柄に狭い翼があることが多い。
花柄は根元から立ち上がったあと下向きにまがり、花を1個つける。
花弁は長さ約2.5センチで、上弁と側弁に突起毛があり、
距は長さ約4ミリで太い。
色は紅紫色から淡紅白色ないし白色まで、多くの種類があるが、
白地に紫色の筋のあるものが多い。
刮ハは長さ6〜12ミリで無毛であり、
長さ約1ミリの黒褐色の種子には、
アリの好むエライオソームがついている。
シロスミレ
とよく似ているが、シロスミレは高地に多く、
葉や花の数が少なく、葉身が葉柄より短い。
(2017/4/22)
距は太くて短い。(2017/4/22)
花は白地に紫色の筋のあるものが多い。側弁や上弁に突起毛のあることが多い。
(2017/4/22)
花が紅紫色を帯びたたものもある。Photo by H. O. (2008/4/23)
花期の葉は長楕円状被針形で、鈍頭。この例では葉柄の上部に翼がある。
(2017/4/22)
葉の縁には等間隔に近い形で小さなへこみがある。
上弁は反り返り気味となる。
(2013/4/13)
(2010/4/24)
葉は根生する。
(2017/4/22)
花茎も根生する。
(2013/4/13)
花茎の先に果実ができつつある。この例では葉柄の翼が明瞭である。
(2017/5/6)
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