シリブカガシ

尻深樫

双子葉、離弁花、 ブナ科、 マテバシイ属、常緑、広葉樹、高木。 用語説明
花期:秋 9月〜10月
高さ:10〜15メートル
マテバシイ に似て堅果の底がへこむが、 花は初夏でなく秋に咲くことなどが異なる。
関東以南の山地や海岸に生える。
幹は直立し、よく分枝し、枝葉がよく繁る。 樹皮は灰黒色でおおむね平滑である。 本年枝は黄褐色の短毛で覆われる。
葉は6〜14センチの倒卵状楕円形で、厚くて光沢があり、 先が短く尖り、ほぼ全縁で、葉柄は1〜1.5センチで、互生する。 裏面は鱗毛が密生して銀灰色となる。
雌雄同株で、本年枝の先や葉腋から、 長さ5〜9センチのブラシ状で淡褐色の雄花序が束生し、 長さ5〜9センチの棒状の雌花序が1本斜上する。 雄花には直径約2ミリの花被があり、雄しべが10本ある。 雌花序には総苞に包まれた雌花が10個ぐらい並ぶ。 雌花は直径5〜10ミリで、円柱形の花柱が3本ある。 花には特有の匂いがあり、虫を引き寄せる。
堅果は長さ約2センチの楕円形で、翌年秋に褐色に実る。 穀斗は瓦重ね状に鱗片で覆われたお椀状で、 堅果の底が3ミリぐらいへこむ(のでシリブカガシ)。 このドングリはタンニンが少ないので、 生でも食べることが出来る。
樹勢が旺盛で、狭い庭ではもてあまし気味となるが、 刈り込みに耐えるので、公園などによく植えられる。

(2018/9/28)


葉は倒卵状楕円形で、厚くて光沢がある。 (2018/9/28)


葉裏は鱗片で覆われて緑白色。 (2018/9/28)


幹は灰黒色で細かいひび割れがあるが、おおむね平滑。 (2018/9/28)


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