セイヨウトチノキ
西洋栃ノ木
双子葉、離弁花、
トチノキ科、
トチノキ属、落葉、広葉樹、高木。
用語説明
花期:春〜夏 5月〜6月
高さ:20〜25メートル
別名:マロニエ、ウマグリ
樹皮は灰褐色で平滑であり、老木では縦に裂ける。
葉は掌状複葉で枝先に対生し、
小葉は長さ約25センチの倒卵形で、
先は急に短くとがるが、基部は次第に細くなる。
複葉には長さ7〜20センチの葉柄があるが、
小葉に柄はなく、側脈がほぼ平行に並び、
縁に重鋸歯がある。
雌雄同株で、
初夏に枝先に長さ10〜15センチの円錐花序を直立させ、
直径約1.5センチの白くて赤い斑点のある4弁花を多数つける。
果実は直径約5センチの球形の朔果で、
果皮に柔らかくて短い棘がある。
9月に熟すと3裂して、
上が艶のある褐色で下が白い栗のような、
直径2〜4センチの種子が出る。
種子は澱粉をとるのに使ったり家畜のえさにしたりする。
欧米では街路樹としてよく植えられる。
日本の
トチノキ
は、葉に鋸歯がない(か目立たない)ことと、葉裏の脈上に毛があること、
果実に棘がない点などが異なる。
バルカン半島近辺原産。
掌状複葉の小葉は倒卵形で、重鋸歯がある。(2015/5/6)
掌状複葉の葉柄は長いが、小葉には柄がない。(2015/5/6)
赤い斑点のある白い花が円錐状に咲く。(2017/5/19)
(2017/5/19)
(2017/5/19)
葉の展開し始め。
(2016/4/15)
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