オオヤマザクラ

大山桜

双子葉、離弁花、 バラ科、 サクラ属、落葉、高木。 用語説明
花期:春 4月〜5月
高さ:10〜25メートル
別名:エゾヤマザクラ、ベニヤマザクラ
本州の山地や、東北、北海道などに生える。 ヤマザクラ にくらべ、花や葉が少し大きく、花の紅色が濃く、 萼片が粘るなどの違いがある。
幹は暗紫褐色で横に長い皮目がある。
葉は長さ8〜15センチの倒卵状楕円形で、先が尾状に長くのび、 鋸歯があって、互生する。鋸歯の先に腺がある。 裏面は白色を帯び、葉柄は赤みをおび、上部に蜜腺が2つある。
葉の展開と同時に前年枝の葉腋に紅色〜淡紅色の花を数輪咲かせる。 花弁は5枚で先がへこむ。 萼筒は細長く赤い鐘形で、粘り、萼片は5個ある。 花柄は長さ2〜4センチある。
果実は直径約1センチの球形の核果で、赤くなったあと、5〜6月に黒く熟す。
材は赤褐色で緻密であり、楽器や彫刻材などに使われる。 樹皮は樺細工に使われる。

ヤマザクラより花や葉が大きい。(2017/4/13)


花は白いのが多い。




淡紅色の花もある。葉に鋸歯がある。


葉は倒卵状楕円形で、先が尾状にとがる。 (2017/4/13)


(2017/4/13)


幹は暗紫褐色で、皮目が横に並ぶ。 (2018/1/14)


落葉高木である。 (2018/1/14)


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