ナガバノコウヤボウキ

長葉の高野箒

双子葉、合弁花、 キク科、 コウヤボウキ属、花は筒状花のみ、落葉、低木。 用語説明
花期:秋 8月〜9月
高さ:60〜90センチ
コウヤボウキ に似ているが、葉は固くてほとんど無毛であり、 花は束生した葉の集合ごとにつき、花期が早い点などが異なる。
草のように見えるが落葉低木で、 根本から多数の細い枝を出し、木質化する。 枝は無毛で紫色を帯びる。
本年枝には、長さ3〜4.5センチの卵形で、 小さな鋸歯があって無毛の葉が互生する。 2年枝では、1年目の葉の落ちたあとに短枝状のものが出て、 そこに先のとがった長さ1〜1.5センチの長楕円形の葉が束生する。
頭花は2年枝の束生した葉の集まりごとにその中央部に単生し、 1年枝にはつかない。 頭花には白い筒状花が10個余りあり、花冠が5裂して反り返る。
長さ約7ミリの棒状のそう果ができ、淡褐色の冠毛がある。

花は束生する葉の中央部につく。(2015/10/28)


葉には、互生するものと束生するものがある。 (2021/10/24)


花序は束生している葉の集まりの中央部につく。 (2021/10/24)


葉は先の尖った卵形で、小さな鋸歯がある。(2017/10/26)


そう果には淡褐色の冠毛がある。1つの花序には長楕円形で縦筋のあるそう果が4〜6個ある。 (2021/10/24)


冠毛は葉が落ちたあとも残っている。 (2021/10/24)


総苞片は冠毛が飛んだあとも長く残り、光沢があって反り返る。
左の総苞の中央部には、そう果の接合していた痕が(6個ぐらい?)残っている。 (2021/10/24)


若枝は緑色〜紫色。(2016/4/29)


小枝は無毛。


古い枝は灰褐色となる。総苞片は翌春まで残る。(2017/5/2)


2年枝では、1年葉のあった所に先の尖った長楕円形の葉が5枚束生する。


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