ケンポナシ

玄圃梨

双子葉、離弁花、 クロウメモドキ科、 ケンポナシ属、落葉、高木。 用語説明
花期:夏 6月〜7月
高さ:約15メートル
樹皮は暗褐色で網目状の縦の割れ目が多い。
葉は先のとがった長さ10〜20センチの広卵形で、粗い鋸歯があり、 3脈が明瞭である。 葉は互生するが、左左右右と、 コクサギ 型の互生をすることもある。
夏に枝先と枝の上部の葉腋から集散花序を出して、 緑白色の5弁花をつける。花弁と萼はそりかえる。
花のあと花序の軸がふくらんで肉質化し、 その先に直径7〜10ミリの球形の核果をつけ、 緑色、灰色を経て、10月ごろ黒く熟す。 核果には果肉がほとんどなく、種子は固いが、 動物は主として肉質となった花序の軸を食べる。
核果もふくらんだ花序の軸も食べることができ、 花序の軸はナシの香りがする。

ふくらんで肉質化した花序枝の先に丸い核果がつく。


未熟の実は緑色。


花序の軸がふくらむ頃、実は灰色になり、その後黒くなる。(2017/10/26)


(2017/9/21)


集散花序に緑白色の5弁花が咲く。(2015/7/2)


(2018/6/19)


花弁と萼は反り返る。 (2018/6/19)


(2018/6/19)


葉は広卵形で粗い鋸歯がある。 (2018/6/19)




葉は互生することが多く、葉柄が長い。秋に黄葉して落葉する。 (2022/11/12)


大きな木が6月に花盛りとなる。 (2018/6/19)


樹皮は暗褐色で網目状に縦割れする。


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