カジイチゴ

梶苺

双子葉、離弁花、 バラ科、 キイチゴ属、落葉、低木。 用語説明
花期:春 4〜5月
高さ:2〜3メートル
主に地下茎で繁殖する。 幹は叢生し、 新枝には毛があるが、まもなく無毛となり、 棘もほとんどなく、濃緑色で平滑である。
葉は長さ10〜20センチの広卵形で、( カジノキのように) 掌状に3〜7中裂し、裂片には重鋸歯があり、 先はとがり、少し光沢がある。 葉柄は長さ2.5〜8センチあり、互生する。 葉脈は裏面に隆起する。 長さ約1.5センチの細長い托葉がある。
新枝の先の短い集散花序に、白い5弁花が3〜5個上向きに咲き、 花弁は広倒卵形で少ししわがある。 花床に淡黄色の雌しべが多数あり、 その周りに雄しべが多数生え、葯は淡灰褐色である。 萼筒は皿形で、萼の外側には軟毛と腺毛が密生し、 萼の内側には白毛が密生する。
直径1〜2センチの丸い苺果が黄色く熟す。 食べると甘酸っぱくてうまいが、種がざらつく。

(2017/6/3)


葉は掌状に裂け、重鋸歯があり、光沢がある。(2016/11/26)


葉柄の基部には、1対の細長い托葉がある。(2017/4/22)


白い5弁花が咲く。(2017/4/22)


花弁にしわがある。(2017/4/22)


多数の雌しべを多数の雄しべが取り囲む。(2022/4/13)


萼片も5枚ある。(2017/4/22)


多数の核果が丸く集まった集合果が黄色く熟す。(2017/6/3)


(2018/5/19)


双子葉植物へ戻る
単子葉植物も見る
裸子植物も見る
総目次へ戻る