アマチャ
甘茶
双子葉、離弁花、
ユキノシタ科、
アジサイ属、落葉、低木。
用語説明
花期:夏 6月
高さ:1〜1.5メートル
別名:コアマチャ
ヤマアジサイの変種と言われる。
茎は束生し、枝は赤紫色〜紫褐色である。
葉は長さ5〜10センチの倒卵状楕円形で、鋸歯があり、対生する。
葉と葉柄も赤紫色を帯びる。
初夏に若枝の先に集散花序を出し、
まわりに装飾花のあるガクアジサイのような花を咲かせる。
装飾花の萼片は、はじめ淡紫色であるが、やがて淡紅色に変わる。
装飾花は結実しない。
中央部に集まっている小さい花は両性花で、
通常、花柱が3本、長い雄しべが10本あって、結実する。
果実は小さな楕円形の刮ハで、上に突起がある。
葉を乾燥させて発酵させたものを煮出すと甘茶ができる。
天然甘味料であるフィロズルチン(phyllodulcin)を含む。
よく似た
オオアマチャ
は、アマチャより葉が大きくて丈も高く、甘みも強い。
周辺の装飾花で花弁のように見えるのは萼であり、
中央部の小花は小さな花弁と萼を持っている。
(2009/5/19)
葉は倒卵状楕円形で、鋸歯があり、先が尖り、対生する。
(2015/6/1)
蕾も色が変化してゆく。(2015/5/16)
中央部の両性花には、開いて長い雄しべを出しているものがある。
(2017/6/3)
両性花は、果実として刮ハをつける。
(2017/11/6)
果実には花柱が3本の突起として残っている。
中に多数の小さい種子がある。
葉は倒卵状楕円形で、鋸歯があり、対生する。枝は紫褐色を帯びる。
葉の縁などが赤紫色を帯びる。
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