クリーピングタイム


双子葉、合弁花、 シソ科、 イブキジャコウソウ属、半常緑、つる性、小低木。 用語説明
花期:春〜夏 4月〜7月
高さ:10〜20センチ
別名:ヨウシュイブキジャコウソウ(洋種伊吹麝香草)
イブキジャコウソウ の近縁種で、花数が多い。
茎は細くて地面を這い、淡褐色で、分枝して節から根を出し、群落をつくる。 枝には短毛があり、先が少し立ち上がる。 古い茎は木質化する。
葉は長さ5〜10ミリと小さく、肉厚、鈍頭の卵形〜狭卵形で、対生し、 全縁である。 葉の両面に分泌腺があり、葉に芳香がある。
枝先の短い花穂に、 長さ5〜8ミリの紅紫色の唇形の花を多数咲かせる。 白や紅色の花もある。 最初は平たい半球状にかたまっているが、花軸がのびると頭状〜筒状となる。 上唇は浅く2裂して上を向き、下唇は3裂して水平に広がる。 萼は細長い唇形となる。
果実は扁平な分果である。
日当たりと水はけ、風通しの良さを好み、耐寒性がある。 過湿は嫌い、真夏は半日陰がよい。 地域によって冬に地上部が枯れることがあるが、春にまた芽吹く。
ハーブや グランドカバーとして利用される。
北アフリカ、ユーラシア原産。

紅紫色の唇形花が咲く。(2016/4/16)


細い茎が這って群落をつくる。葉は狭卵形で対生する。(2016/11/20)


花径がのびると、花は頭状〜筒状に咲く。(2016/4/16)


扁平な分果ができる。(2017/6/11)


古い茎は木質化する。(2017/5/19)


よく繁茂するので、グランドカバーとしても使われる。(2016/4/16)


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