タマネギ

玉葱

単子葉、 ネギ科(以前は ユリ科)、 ネギ属、常緑、1〜2年草。 用語説明
花期:夏 6月〜7月
高さ:70〜80センチ
低温にはかなり強いが、高温では育ちが悪い。 春に蒔いて夏収穫するか、秋に蒔いて翌年初夏に収穫する。
根はひげ根で、葉は先のとがった円筒形で、 基部が鞘状に重なり合って肥大し、玉になる。 すなわち、タマネギの球の部分は、 葉の基部が重なり合ってできた鱗茎である。
タマネギを縦に半分に切ると、中心部に葉の芽があり、 それが伸びると、古い葉に挟まれた形で、 中空の新しい葉が出る。 鱗茎の外側の部分の葉は古くなって枯れてゆき、 枯れた葉の基部は次第に薄くなって褐色の皮となる。 これがタマネギの皮である。
花期になると、葉に挟まれた形で中空の花径が立上り、 その先に白い6弁花を球形につけ、ネギ坊主をつくる。 ネギ坊主は初めは膜質の苞に包まれている。
刮ハができ、種子は黒い。
玉の部分は、表皮を乾燥させると、数か月間常温保存できる。
刺激臭があり、食用とされる。
中央アジア原産と言われ、日本には江戸時代に渡来した。

(2013/5/1)




ネギの各々の葉は、外側から順番に、 鱗茎のいずれかの1枚とつながっている。 (2013/5/1)


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