シュロガヤツリ
棕櫚蚊帳吊
単子葉、
カヤツリグサ科、
カヤツリグサ属、常緑、多年草。
用語説明
花期:春〜秋 5月〜10月
高さ:1〜2メートル
太く短い根茎が横にのびて、大きな株を作る。
茎は3角柱形で叢生し、直立する。
葉は退化して茎の基部に鞘状となっている。
寒冷地では冬に地上部が枯れる。
茎先に輪生するようにらせん状に互生している葉のようなのは、
花を支える苞葉であり、長さ10〜20センチの線形で、先がとがる。
花序は複散形で、茎先から長さ2〜15センチの花序枝が出て、
その先に10〜30個の小穂をつけた散形状の分花序をつける。
小穂は長さ約2ミリの楕円形で、短い芒があり、
3稜のあるそう果を含む。
似たところのある
パピルス
は、高さ2〜3メートルと大きく、
苞葉は糸状に細くて長く、先が垂れ下がる。
マダガスカル島原産。
(2016/11/20)
茎先に長い苞葉が輪生状に出る。(2017/10/31)
苞葉の間から花序枝が出てくる。
(2009/12/17)
長い花序枝の先に楕円形の小穂が数個つく。(2017/3/30)
(2017/3/30)
茎は直立して、途中では分枝しない。
(2009/12/17)
冬に枯れた果実。
(2016/1/22)
冬に地面が凍るような所では地上部が枯れる。
(2016/1/22)
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