パピルス


単子葉、 カヤツリグサ科、 カヤツリグサ属、水生、常緑、多年草。 用語説明
花期:夏 7月〜8月
高さ:約2.5メートル
別名:カミガヤツリ
気温が1年中20〜30度の地域で育つ。 湿地などに生える。 塊根があって群生するが、種子でも殖える。
茎は三角柱で、太さは6センチぐらいとなる。 葉は鞘状に退化しているので、 茎だけが束生する形となる。 茎の上端から細い枝が放射状に出て、垂れ下がる。
夏にその枝先に茶褐色でビン洗いブラシのような花穂がつく。 花穂の長さは約40センチある。
褐色の種子ができる。

古代エジプトでは、 この茎からパピルスと呼ばれる紙状のものを作り、 記録に用いた。それは次のようにして作ったらしい。
http://www.youhishi.com/papyrus.html 等参照。

・茎を切りそろえて、表皮をはぎ、3角柱の髄を取り出す。
・鋭利な刃物でそれを帯状に切り分け、ローラーで押しつぶす。
・これを仕上げ時の縦横の長さに合わせて2組作る。
・それらを6日間ぐらい水を張ったトレーにいれておく。
・布をしいて、長いほうの薄片を横長のシート状に並べる。
・その上に、短い方の薄片を直角方向にシート状に並べる。
・上に布をかぶせ、圧着して、水分が抜けるまで数日おく。
・水分が抜けたら、乾燥させて、長方形に切りそろえる。

土の窒素やリンをよく吸収するので、 ため池などの水質浄化に役立つとされている。
ナイル川流域原産。

(2017/10/31)


葉は鞘状に退化して、根元にだけある。根元は茶褐色。(2017/10/31)


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