ニガカシュウ

苦荷首烏

単子葉、 ヤマノイモ科、 ヤマノイモ属、つる性、多年草。 用語説明
花期:夏 8月〜10月
偏球形の根茎がある。 茎が他のものに絡む。
葉は全縁の円心形で、幅は5〜12センチあり、先がとがる。 葉柄が長くて、互生する。
雌雄異株で、 雄株は葉腋から何本もの穂で構成される円錐花序を下げる。 各穂は6枚の花被片をもつ雄花の並んだ穂状花序で、 花被片は初めは淡緑色であるが、開くと紫色を帯びる。 雌株は葉腋から1本の穂状花序を出す。
葉腋に灰褐色の丸いムカゴをつけ、 それにはイボ状の突起がいくつもある。 日本には雌株は少ないが、 雄株であってもムカゴで殖えることができる。
根茎は苦みがあって、食用に適さない。 ムカゴにも苦みがある。
カシュウイモ はニガカシュウの苦みを少なくした栽培種という説がある。



細長い花穂が円錐状に集まる。(2016/10/15)


花は開くと紫色を帯びる。(2016/10/15)


葉腋にムカゴがつく。(2017/8/26)


ムカゴには突起がある。(2016/10/15)


葉は先の尖った円心形。 (2017/9/30)


葉柄基部は、シャクトリムシの後ろ足が枝をつかむような形で茎に付く。 (2017/8/26)


つる状の茎でからむ。(2017/8/26)


茎は根元でも細い。(2017/7/29)


(2017/9/30)


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