カリヤス
刈安
単子葉、
イネ科、
ススキ属、多年草。
用語説明
花期:夏〜秋 8月〜10月
高さ:60〜100センチ
本州などの山地の草原に生える。
茎は束生して直立する(ので刈りやすい)。
茎が赤褐色なのは、クロジクカリヤス(黒軸カリヤス)と言われる。
葉は長さ10〜20センチの披針形〜先の尖った狭卵形で、粗い毛がまばらにある。
茎先に直立する花序には、長さ7〜12センチの総が3〜10個あり、
総には有柄小穂と無柄小穂が対になって並ぶ。
小穂には芒がない。(よく似たカリヤクモドキには芒がある。)
古くから、黄色染料として利用されてきた。
なお、八丈島では
コブナグサ
をカリヤスと呼び、それを特産品である黄八丈を染めるのに使う。
茎先に花序が直立し、花序枝が数本ある。(2016/10/4)
有柄小穂と無柄小穂が対になって並ぶ。芒はない。(2016/10/4)
花柱は白い。
(2016/10/5)
葯は赤褐色。(2016/10/5)
以下の写真は黒軸カリヤス。
葉は細長い披針形で、長い葉鞘がある。(2021/9/29)
葉鞘は茎の節から出る。(2021/9/29)
茎は節の所から分枝ないし屈曲する。(2021/9/29)
茎は叢生して藪をつくる。(2021/9/29)
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