コブナグサ

小鮒草

単子葉、 イネ科、 コブナグサ属、1年草。 用語説明
花期:夏〜秋 9月〜11月
高さ:20〜50センチ
湿り気のある所に群生する。
茎の下部は地を這って節から根を出し、 上部は斜上するか直立する。
葉は長さ2〜6センチで先のとがった狭卵形(小鮒に似ている)で、 基部は茎を抱き、縁は波打って毛がある。
枝の先や上部の葉腋に、掌状に枝分かれした花穂を出し、 穂が束になったように見える。 小穂は淡緑色〜帯紫色で、変異が多い。 芒はないものが多いが、芒のあるものもある。
果実は細長い紡錘形である。
草木染や漢方薬の原料としても使われる。

(2008/9/28)


開く前の花穂。小穂に芒のないものが多い。(2009/10/21)


開き始めた花穂。花序枝は数段にわたって分岐する。(2015/10/3)


花穂が掌状に枝分かれする。紫色を帯びるものも多い。(2011/10/9)


開花中の花穂。(2016/10/5)


茎は基部で分枝して広がる。(2015/10/3)


大きい株となる。(2008/9/28)


葉は先のとがった狭卵形で、茎を抱く。(2015/10/28)


葉の縁が少し波打つ。 (2016/10/5)


葉身の縁に毛がある。葉鞘にも微毛がある。

(2009/10/21)


果実は細長い紡錘形。 (2017/10/9)


果実は赤紫色を帯びることが多い。 (2015/10/28)


花序枝ははじめはあまりばらけない。花序枝は果実をよけるように少しまがる。(2021/10/23)


果実の第1苞頴は滑らかではなく、短い刺毛がある。(2021/10/23)


群落を作る。(2009/10/24)


(2010/10/6)


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