イヌムギ

犬麦

単子葉、 イネ科、 スズメノチャヒキ属、1年草。 用語説明
花期:春〜夏 4月〜6月
高さ:0.5〜1メートル
茎は根本で枝分かれし叢生する。
葉は長さ20〜30センチの広線形で、まばらに毛があり、 葉鞘には軟毛が密生する。
茎の先から円錐花序を出す。 花序には数個の節があり、節ごとに2〜4個の枝が出て、 その先に扁平な披針形の小穂がつく。 小穂は長さ2.5〜3センチあり、両端がとがる。
小穂は緑色で、5〜6個の小花からなり、 小花の穎には長さ1〜2ミリの芒があるが、短くて目立たない。
よく似たノゲイヌムギ は、長さ4〜5ミリの芒があり、 開花時に黄色い雄しべの葯がはみ出す(イヌムギでははみ出さない)。
日本に生えているものは閉鎖花が多く、それは開かないまま結実する。
南アメリカ原産である。



小穂は扁平で、両端が尖る。(2014/5/9)


芒は長さ1〜2ミリしかなく、目立たない。(2014/5/9)




穂が紫褐色を帯びることがある。(2013/4/13)


果実でも小穂の形は同じ。


葉は広線形。 (2009/4/23)


(2012/6/23)


叢生する。 (2009/4/23)


コンクリートのひび割れででも旺盛に育つ。(2022/4/8)


葉鞘に軟毛が密生する。 (2009/4/23)


葉耳近くの毛は白くて長い。(3018/6/13)


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