ホソイ

細藺

単子葉、 イグサ科、 イグサ属、湿生、多年草。 用語説明
花期:春〜夏 5月〜6月
高さ:0.2〜0.5メートル
に似ているが、それより細くて短く、 花序枝の長さが不揃いである。
湿地に生える。 根茎は短く、茎は列をなして叢生し、根際は赤みを帯びる。 根茎から伸びる根も赤い。
茎は白緑色の円柱形で、表面に肋(盛り上がった筋)があり、 光沢はない。 (これは実は花茎で、地下茎が本当の茎である。)
葉は鱗片状に退化して、茎の下部についている。
茎の先に集散花序をつけるが、苞が茎と同形で上にのびるので、 茎の途中に花序があるように見える。 花序には短い柄をもつ小さな緑色の6弁花がまばらにつく。 花被片は先がとがる。 花序の枝は長短いろいろあって、不揃いである。
淡褐色で光沢のある丸い刮ハができ、直径は約3ミリで、 花被片より長い。 熟した刮ハは、雨滴にあたるとはじけて、 0.3〜0.4ミリの黄褐色で半透明な種子を飛ばす。

細い茎が叢生する。(2015/5/10)


集散花序が茎の途中にあるように見える。(2015/5/10)


果実は淡褐色で丸い。 (2015/5/10)


根際は赤みを帯びる。(2015/5/10)


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