単子葉、 イグサ科、 イグサ属、湿生、多年草。 用語説明
花期:夏〜秋 6月〜9月
高さ:0.7〜1メートル
別名:イグサ、トウシンソウ(燈心草)
湿地に生える。 横に這った地下茎から円柱形の細い茎が叢生する。 (これは実は花茎で、地下茎が本当の茎である。) 茎は緑色でつやがあり、すべすべしている。
葉は鱗片状に退化していて、地上に出た茎の下部についている。
茎の先に集散花序をつけるが、苞が茎と同形で上にのびるので、 茎の途中に花序があるように見える。 花序には短い柄をもつ緑色の6弁花が多数つく。
果実は褐色で楕円形の刮ハであり、受け皿として花被片が残っている。
畳表に使うのは、これの園芸種で、茎が太くて、 高さが1.6メートル位にのびるものである。



円柱形の茎とそれと同形の苞のつなぎ目に、蕾が頭状につく。 (2015/5/10)


開花直前


開花。(2009/5/19)


果実出来はじめ。


叢生する。


熟しつつある果実(2015/6/1)




熟した果実


果実は淡褐色の楕円形で、浅い3稜がある。 (2009/6/9)


果実は長さ0.5ミリぐらいで、少し光沢がある。 (2009/6/9)


見えているものの大部分は枯れた花被片。 (2018/6/24)


果実は6枚の色の薄い枯れた花被片で支えられている。 (2018/6/24)




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