ハトムギ
鳩麦
単子葉、
イネ科、
ジュズダマ属、1年草。
用語説明
花期:夏〜秋 8月〜10月
高さ:1〜2メートル
ジュズダマ
の栽培種と考えれており、ジュズダマは多年草であるが、
ハトムギは1年草である。
畑でも水田でも栽培できるが、水田の場合は直蒔きでなく、
苗を作ったあと植え付けた方がよい。
根元で分枝した茎が束生する。
葉は互生し、長さ30〜60センチ、幅2〜4センチの披針形で、
縁がざらつき、基部は葉鞘となって茎を抱く。
茎の上の方にまで葉がつく。
茎の上部の葉鞘から出る花序が柄を数個だし、
各々の先に壺形の苞鞘をつける。
苞鞘の先から雄しべなどを出し、
種子は苞鞘の中にできる。熟すと苞鞘は茶褐色になる。
花序はハトムギでは上を向くが、ジュズダマでは垂れ下がる。
苞鞘はジュズダマより柔らかく、中身の種子は食用になる。
他の穀物にくらべ、蛋白質や脂質が多く、澱粉はもち系である。
炒ったものはハトムギ茶として利用される。
東南アジア原産。
苞鞘は壺形で茶褐色となる。
雄花などは苞鞘の先から出る。
(2017/7/29)
黄色い葯の見えているのが雄花(左端と右下)。(2016/7/28)
白いブラシ状のは雌花の花柱。(2016/10/15)
花柱は細長くのびる。(2022/11/12)
茎は束生し、葉は幅広。(2015/7/2)
茎はぶんけつして直立する。(2016/7/28)
茎は太くて固い。
高さは1〜2メートルとなる。
(2018/9/19)
果実がたくさんできる。(2015/9/29)
白いのは不稔粒。不稔粒の少ない品種もある。
(2018/10/20)
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