リュウケツジュ

竜血樹

単子葉、 リュウゼツラン科(または キジカクシ科)、 ドラセナ属、常緑、高木。 用語説明
花期:夏 6月頃
高さ:10〜20メートル
亜熱帯に生え、乾燥に耐える。
幹は灰褐色で、はじめは普通の木のように直立しているが、 10〜15年たつと、 数メートル上方で多数の枝を出して密に分枝しはじめ、 大きくて密な樹冠を構成して、 巨大な傘のような形となってゆく。
成長は遅いが、寿命は長い。 年輪がないので正確にはわからないが、 数千年生きると言われる。
枝先に長さ40〜60センチで厚みのある剣状の葉が束生する。 葉は灰緑色で、古くなると落ちて、若い葉だけが残る。
夏に枝先に大きな円錐花序を出し、 黄白色で長さ約1センチの筒状の花を多数つける。
丸くて朱色の液果ができる。
幹を傷つけると赤い樹液が出て、 それを乾燥したものは 竜の血と言われ、薬用に珍重される。
カナリー諸島原産。

枝先に剣形の葉が束生する。 (2018/10/20)


葉には厚みがあり、下の方から順番に枯れて落ちてゆく。 (2018/10/20)


若い幹は灰色。 (2018/10/20)


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