ヤブレガサ

破れ傘

双子葉、合弁花、 キク科、 ヤブレガサ属、花は筒状花のみ、多年草。 用語説明
花期:夏〜秋 7月〜10月
高さ:0.5〜1.2メートル
長い地下茎がある。
葉は直径35〜40センチの円形で掌状に7〜9深裂し、粗い鋸歯があり、 葉柄が長く、盾状につく。
若いうちは根生葉が1枚出るだけであるが、 年数がたつと花茎を出して、茎葉を互生させ、その葉柄は茎を抱く。 若い葉には絹毛がある。
花茎は高くのび、白色または淡紅色の 筒状花からなる頭花を円錐状につける。 頭花は先の5裂した直径8〜10ミリの筒状花が約10個集まったものである。 筒状花の花冠からは紫褐色の管状の雄しべが何本も突き出し、 その先から白い柱頭が出て2裂する。
総苞は筒形で細長い。
そう果の冠毛は淡褐色である。

(2012/9/26)


円錐花序が直立し、筒状花のみからなる頭花を咲かせる。 (2018/10/2)


筒状花の花冠からは紫褐色の管状の雄しべが何本も突き出し、
その先から白い柱頭が出て2裂する。 (2018/10/2)


冠毛ができつつある。 (2015/6/15)


冠毛ははじめ淡褐色。 (2017/6/29)


冠毛がのびると汚れたような色になる。


葉は丸くて7〜9深裂し、長い柄がついて盾状になる。


年数を経ると花茎が高くのびる。


(2016/5/5)


花茎の先に円錐花序がつく。花茎には小さい茎葉が互生する。


(2016/4/29)


熟すにつれてそう果の冠毛は白っぽくなる。 (2016/10/2)


(2016/10/2)


そう果が熟すと、その冠毛は、基部は淡褐色で先は白くなる。


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