ツリフネソウ

釣舟草

双子葉、離弁花、 ツリフネソウ科、 ツリフネソウ属、1年草。 用語説明
花期:夏〜秋 8月〜10月
高さ:50〜80センチ
湿ったところに群生し、 茎は斜上し、赤みを帯びて節がふくらむ。
葉は長さ5〜13センチの菱状楕円形で、細かい鋸歯があり、 互生するが、茎先では輪生状となる。
夏から秋にかけて茎先の葉腋に花茎を斜上させ、 その先に紅紫色の花を数個つける。 花は細い花柄の先につり下がって咲き、花弁、 萼片ともに3枚あり、下の萼片が大きく袋状になり、 その先端が渦巻き状に細長く丸まった距となっている。 花弁のうち2枚は下側にあって大きく、黄色い斑紋がある。 もう1つの花弁は上側にあって、 雄しべ5本が雌しべと合着して棒状になったものがくっついている。
果実は鞘状の刮ハで、熟した果実に触るとはじけて種がとぶ。

花には先が渦巻き状に丸まった大きな距がある。(2016/10/6)


小さな羽状の2枚が上の萼片、色の薄い大きな部分が下の萼片としての距、
先の色の濃い部分が花弁。


上側の花弁と下側の花弁がある。 (2018/10/2)




下側の花弁2枚は大きくて、黄色い斑紋がある。 (2015/9/30)


上側の花弁には、雄しべ5本が雌しべと合着した白い棒状のものがついている。 (2015/9/30)


花茎の先に蕾が頭状に集まっている。 (2016/10/6)


刮ハは長さ1〜2センチの尖った鞘状。中段の数個ははじけている。(2016/11/9)


(2015/10/19)


花茎は細長くて毛がある。(2016/10/6)


葉は菱状楕円形で鋸歯がある。 (2016/10/6)


葉は互生するが、茎先では輪生状となる。


花の黄色い変種がある。 (2017/10/3)


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