ツノゲシ

角罌粟

双子葉、離弁花、 ケシ科、 ツノゲシ属、越年草。 用語説明
花期:春〜夏 5月〜7月
高さ:60〜100センチ
直根が深くのび、茎は直立して、上部でよく分枝する。
葉は微毛が密生して銀白色を帯び、やや多肉であり、 長さが数十センチある。 根際の葉は根生し、上部の葉は互生する。 葉は掌状であるが、羽状に裂け、縁が大きく縮れる。
茎先に直径5〜10センチの黄色い花を1つ咲かせる。 萼片は2枚、花弁は4枚あり、雄しべが多数あって花柱が長い。 花色には、黄橙色や赤橙色のもある。 花弁の先は2裂する。
鞘状となった刮ハが角(つの)状にまがり、表面に粗毛がある。
茎や葉を傷つけると白い汁が出る。
アルカロイドを含んで有毒ではあるが、 種子には毒がなく、それを絞った油は食用となる。
地中海沿岸原産で、乾燥に耐える。

(2016/5/5)


葉に微毛が密生し、縁は大きく縮れる。(2016/5/5)


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