トウダイグサ

燈台草

双子葉、離弁花、 トウダイグサ科、 トウダイグサ属、2年草。 用語説明
花期:春〜夏 4月〜6月
高さ:20〜40センチ
茎は1本立ちし、茎の中部につく葉は長さ3〜4センチの倒卵形〜へら形で互生する。
茎の先には少し大きい葉が5枚輪生し、 それらの葉に対応して枝が放射状に出て、 各枝の先に黄緑色の杯状花序が5個ぐらいつく。 各杯状花序には、それを支える苞葉が2〜3枚あり、 雌花と雄花と腺体がその苞葉にのる。 花弁はなく、雌花は裸の柱頭で下部に子房があり、 雄花は裸の雄しべである。 花序の中央に柱頭があり、 そのまわりに雄しべがいくつかあり、 外側に黄緑色で楕円形の腺体が4個あって、蜜を出す。 雌性先熟であり、 雌花が受粉して子房が膨らみ始めてから、その花序の雄しべが出てくる。
子房の外面は平滑であり、ふくらみ始めると柄が長くのびる。
植物体を傷つけると白い乳液を出し、それにさわるとかぶれる。
果実は3個の球が合着したような形の刮ハで、 直径は約3ミリあり、熟すと3裂し、 褐色で丸い種子が3つ現れる。



茎葉は倒卵形〜へら形で互生する。 (2014/3/8)


枝先にいくつかの杯状花序がつく。(2013/3/16)


枝先に大きい葉が5輪生し、5本の花序枝が出る。
花序枝の先にさらに数個の杯状花序がつく。(2015/4/15)


蕾のとき、各杯状花序は2〜3枚の苞葉で包まれている。 (2013/3/16)


開き始めた蕾には、すでに5個の杯状花序が用意されている。(2017/3/4)

杯状花序は、まず苞葉の間から先の2裂した花柱をのぞかせる。 (2016/3/5)


苞葉が開いて、二股になった花柱が受粉可能になる。この花序ではまだ雄しべは出ていない。 (2015/4/12)


中央左の杯状花序では雌花(花柱)が受粉して、子房が膨らみ始め、雄しべがでてきた。 (2015/4/12)


子房の柄がのびて、雄しべの数が増えた。4つの腺体は蜜を出している。 (2015/4/12)


光っているのは蜜を出している腺体。
突起の2つある丸いものは受精して膨らみだした子房。
脇にある丸いものは(子供の杯状花序の)蕾?。(2015/4/12)


枝先に5輪生する花序枝についた杯状花序から、また2本の花序枝が出ている。
その先の杯状花序からまた花序枝が出て杯状花序をつける。・・・
(2012/5/12)


1つの株から多数の杯状花序ができる。


3つにくびれた丸い刮ハができる。先に柱頭が残る。(2009/5/23)


丈は低いがよく広がる。(2009/5/23)


熟してきた果実。 (2017/5/18)


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