セリバヒエンソウ
芹葉飛燕草
双子葉、離弁花、
キンポウゲ科、
オオヒエンソウ属、越年草(1年草)。
用語説明
花期:春 4月〜5月
高さ:20〜40センチ
茎は直立して上部で分枝し、白毛があり、稜がある。
根生葉は花期にはなくなる。
葉はセリに似ており、2〜3回3出複葉で、葉柄が長くて互生する。
小葉は長三角状で羽状に切れ込み、無毛で柔らかい。
枝先の総状花序に、長さ2センチぐらいで淡青紫色の花を数輪つける。
花弁状の萼片が5枚あって、その内側に小さい花弁があり、
その下に雄しべがある。
後ろに長さ10ミリぐらいの細長い距が突き出し、
両脇の萼片が反り返り気味となり、飛んでいる燕を連想させる。
距は最上部の萼片の下部がのびたものである。
果実は3つに分かれた唐辛子のような袋果で、
熟すと黒褐色でらせん状模様のついた種子が飛び出す。
有毒植物。
同類の
セリバオウレン
は、小葉がセリの葉のように細かく切れ込む。
中国原産。
葉は2〜3回3出複葉で、小葉は長三角状で羽状に切れ込む。
(2016/4/15)
茎先の総状花序に淡紫色の花が咲く。(2015/4/26)
後方で広がっているのは萼片で、その内側で前や上に向いていたりするのが花弁。(2015/4/26)
前に突き出ているもののうち、上向きの2つが上花弁、垂れている2つが下花弁。
(2017/4/28)
花は距が長い。左脇に見える3本の指のようなのは袋果。(2014/5/10)
蕾と開きかけの花。距は蕾のときからのびている。
(2015/4/26)
先の尖った袋果が湾曲して3方向にのびる。(2016/5/5)
茎には白毛があり、稜がある。(2014/5/10)
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