セリ



双子葉、離弁花、 セリ科、 セリ属、湿生、多年草。 用語説明
花期:夏 7月〜8月
高さ:20〜50センチ
別名:タゼリ
小川や湿地に生え、地下茎から秋に新芽を出し、 早春に大きくなって群生する。 春の茎は高さ10〜15センチで柔らかいが、 夏には背が50センチぐらいに高くなる。
葉は1〜2回3出複葉で互生し、黄緑色で柔らかく、 小葉は卵形で粗い鋸歯がある。葉柄は短い。 よい香りがある。
枝先から笠形の複散形花序を出し、白い5弁花を多数つける。 花弁は内側に曲がっている。
果実は長さ約3ミリの楕円形の分果で、2つずつ接しており、 隆起線があり、果皮が厚くコルク質となって、水に浮く。
よく似た猛毒をもつ ドクゼリ は、セリに比べて、
・葉柄が長い
・茎が1メートルぐらいになる
・茎が中空である
・セリのような香りがない
・根もとにタケノコ状の太い地下茎がある
などの点が異なる。

(2009/7/5)


葉は1〜2回3出複葉。(2015/7/11)


小葉には粗い鋸歯がある。(2009/4/3)


タゼリは茎が短くて基部が赤みをおびる。(2009/4/20)


カワゼリは茎が直立する。(2016/5/5)


笠形の複散形花序に、白い小さい5弁花が多数咲く。(2009/8/12)


花弁は、山折りした折り紙のように、縦方向に半折りされており、雄しべが長い。(2015/7/11)


(2009/7/11)


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