ナツシロギク

夏白菊

双子葉、合弁花、 キク科、 ヨモギギク属 舌状と筒状花をもつ、常緑、多年草。 用語説明
花期:夏 6月〜7月
高さ:30〜80センチ
別名:マトリカリア
耐寒性のある多年草であるが、高温多湿に弱いので、 日本では、秋まき越年草として扱われることが多い。
茎は直立してよくふえ、上部でよく分枝する。
基部の葉は奇数羽状複葉で、その小葉は掌状に裂ける。 上部の茎葉は互生し、掌状に裂ける。いずれの場合も、掌状に裂けた葉の裂片はさらに裂ける。 葉に柑橘系の香りがある。
枝先に散房状に咲く頭花は、直径1.5〜2センチで、十数枚の白い舌状花と、 黄色くて半球状に盛り上がった筒状花の集まりからなる。
果実はそう果。
ヨーロッパの民間薬として、またハーブとして利用されている。
バルカン半島周辺原産。

白い舌状花が十数枚あり、中央部の黄色い筒状花はまるく盛り上がる。(2015/7/2)


舌状花はしゃもじ形で、先が少しへこむ。 (2015/7/2)


枝は上部でよく分枝する。(2015/7/2)


そう果は熟すと黒褐色になる。 (2016/7/27)


上部の茎葉は互生して掌状に裂け、その裂片はさらに裂ける。(2017/6/3)


基部の葉は奇数羽状複葉で、その小葉は掌状に裂け、その裂片はさらに裂ける。 (2023/6/4)


(2015/7/2)


茎は叢生する。 (2018/6/19)


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