ナギナタコウジュ
薙刀香需
双子葉、合弁花、
シソ科、
ナギナタコウジュ属、1年草。
用語説明
花期:秋 9月〜10月
高さ:30〜60センチ
茎は直立し、4稜があり、軟毛がまばらに生え、対生状に分枝する。
全体に強い香りがある。
葉は葉柄が長くて対生し、
長さ3〜9センチの狭卵形で鋸歯があり、先がとがる。
枝先に長い花穂を出し、
長さ約5ミリの淡紅紫色の唇形花を一方向にそろえて密につける。
花穂には帽子の庇を上向きにしたような丸い苞が互生状にならび、
その各々に丸い蕾が数個並んで抱かれた形となる。
花が咲くと、この苞が数個の花を背面から支える形となる。
唇形花の花冠の縁は糸状に細かく裂ける。
果実は倒卵形の4分果で、香気のある萼に包まれており、
萼の先は5裂している。
乾燥させて香需と呼ばれる生薬を作るのに利用される。
淡紅色の花が横向きに咲く。Photo by H. O. (2003/10/10)
葉は先のとがった狭卵形で鋸歯がある。Photo by H. O. (2001/10/26)
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