ムシヨケギク
虫除け菊
双子葉、合弁花、
キク科、
ヨモギギク属 筒状花と舌状花をもつ。多年草。
用語説明
花期:春〜夏 5月〜6月
高さ:50〜60センチ
別名:シロバナムシヨケギク、ジョチュウギク(除虫菊)
茎や葉に白毛があり、全体が灰白色を帯びる。
茎は直立する。
根生葉は掌状に中裂する。
茎葉は互生し、2〜3回羽状に裂け、裂片は細い。
茎先に白い舌状花と黄色い筒状花をもつ頭花を単生させる。
果実はそう果。
花に含まれているピレトリンは、昆虫には有毒であるが、
温血動物には無害なので、
ハエやノミなどに対する虫よけ、
あるいは蚊取り線香の材料などに使われた。
地中海沿岸(とくにバルカン半島)原産。明治時代に渡来した。
花の赤いアカバナムシヨケギクもあるが、薬効は劣り、
鑑賞用に植えられている。
アカバナムシヨケギクの葉は、2〜3回羽状に深裂する。
(2015/5/6)
頭花は20枚近くの白い舌状花と、多数の黄色い筒状花をもつ。(2015/7/2)
(2016/10/20)
総苞はお椀形。(2017/10/31)
(2022/10/20)
蕾は丸い。(2016/4/15)
根生葉は掌状に中裂する。(2015/9/29)
(2017/10/31)
葉裏は淡緑色。(2017/10/31)
茎葉は2〜3回羽状に深裂する。(2017/6/3)
大きくなると灰白色を帯びる。(2016/5/5)
果実は黄褐色。(2017/6/3)
ムシヨケギクの枯れた頭花を燻(くす)べて、蚊などを追い払う。
(2022/10/20)
アカバナムシヨケギク。(2015/5/6)
アカバナムシヨケギク。葉は2〜3回羽状に細裂する。(2017/5/6)
アカバナムシヨケギク。(2015/5/6)
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