モミジガサ
紅葉傘
双子葉、合弁花、
キク科、
コウモリソウ属、花は筒状花のみ、多年草。
用語説明
花期:夏〜秋 8月〜9月
高さ:約90センチ
別名:シドケ
林内に群生することが多く、
茎は太くて直立する。
葉は直径15〜20センチあって、掌状に5〜7深裂し、
粗い鋸歯があり、葉柄が長くて互生する。
茎先の円錐花序に白くて細長い頭花をまばらにつける。
頭花は5つの筒状花の小花からなり、総苞は筒状で花冠は5裂し、
花柱の先は2つに分かれて強く反り返る。
そう果は長さ約5ミリで、白い冠毛がある。
開花前の太い茎を山菜として利用する。
(2015/7/2)
大きなモミジ葉のような葉が林床に広がる。(2016/5/5)
白い蕾を円錐花序にまばらにつける。(2015/7/2)
筒形の総苞に包まれた頭花が花序枝の先にいくつもつく。
総苞の先は5裂する。(2017/11/9)
各頭花には小花としての筒状花が5個あり、その雄しべは筒状で、
その筒の中に未熟の雌しべがあって、花柱が褐色の花粉を押し出す(キク科の特徴)。
花粉を押し出し終えた雌しべは先が2裂して反り返り、他の花からの花粉を受粉可能になる。
果実はそう果で、白い冠毛があり、熟すと冠毛が開いてそう果が風で飛ぶ。(2022/11/2)
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