キョウガノコ

京鹿子

双子葉、離弁花、 バラ科、 シモツケソウ属、多年草。 用語説明
花期:春〜夏 5月〜6月
高さ:70〜80センチ
茎は細長く、赤みをおび、よく分枝する。
葉は互生し、掌状に5〜7裂し、鋸歯があり、 葉柄が長くて赤味をおびる。
初夏に、枝先の複散形花序に、赤紫色の4〜5弁で小さい花を多数つける。 雄しべは花弁より長い。
果実はあまりできないが、毛のある小さなそう果のできることがある。
宿根草で、半日陰でも育つ。 シモツケソウとコシジシモツケソウを交配したものと言われる。日本で作られた園芸種とのこと。

識別点:
  キョウガノコ:そう果は有毛、托葉は草質、葉は中裂。
  シモツケソウ:そう果は無毛。托葉は膜質、葉は深裂。

花の展開前。 (2015/5/16)


枝先の複散形花序に、赤紫色の小さい花を多数つける。


丸い花弁が4枚ある。雄しべが長い。 (2009/5/19)


花弁の色には濃いものや薄いものがある。左の花はもう花弁が落ちている。(2023/6/4)


(2010/5/27)


細い茎が上部で枝分かれする。 (2017/6/6)


茎は束生し、葉柄は長くて赤みを帯びる。(2015/5/16)


花柄も赤みを帯びる。(2012/6/26)


花後。膨らみかけた子房もあるようであるが、結実は稀。 (2016/7/27)


葉は掌状に5〜7裂し、鋸歯がある。若い茎は赤い。(2023/6/4)


葉脈が深くへこむ品種もある。


小さな披針形〜耳形のの托葉がある。葉は直径20センチぐらいまで大きくなる。 (2015/5/6)


托葉は茎を抱く。 (2009/5/19)


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