コスモス

秋桜

双子葉、合弁花、 キク科、 コスモス属 筒状花と舌状花をもつ。1年草。 用語説明
花期:秋 9月〜10月
高さ:1.5〜3メートル
日当たりが良ければやせ土地でも生える。 茎は直立したあと、よく分枝する。 茎の下部から側根を出すこともあり、 倒れると地に接した茎から根を出す。
2回羽状に細かく分岐した葉を対生させ、 葉腋から細い柄を出して、直径約4センチの頭花を1個つける。 筒状花は黄色、舌状花は桃色のことが多いが、 赤や白など、様々な園芸種がある。
果実はそう果で、種子は黒褐色で細長く、 上部に細長くなった嘴(くちばし)がある。 そう果には縦溝があり、嘴にはごく小さな棘がある。
メキシコ原産。



筒状花は黄色い。


コスモスの筒状花の雄しべは内側に雌しべを持つ複合雄しべであり、開花すると、
黒褐色の筒状の雄しべがのびてきて(周辺部)、その筒の中で雌しべが黄色い花粉を押し出す。
左下方には、花粉押し出しを終えた雌しべから、黄色くて糸状となった柱頭がのびだしてきているものがある。 (2021/11/4)


葉は糸状に細裂する。


葉の断面は上向きの三日月形となっている。(2021/11/4)


葉柄が枝に接する部分には、縁の赤い膜がある。 (2021/11/4)


花の色には様々のものがある。


白いコスモス。(2017/9/29)


蕾は球形が少しへしゃげた偏球形。


筒状花の先は5裂する。 (2017/9/29)


舌状花も総苞片も8個ある。 (2018/10/22)


開花前の頭花では、筒状花、舌状花が膜質の総苞片で覆われている。 (2018/10/22)


枝や花茎には微毛がある。 (2018/10/22)


花後の未熟な実。(2015/10/14)


熟した果実。黒褐色のそう果に細い嘴がある。(2015/10/22)


そう果には縦溝があり、その上部と嘴には小さい棘がある。(2015/10/22)




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