カボチャ

南瓜

双子葉、合弁花、 ウリ科、 カボチャ属、つる性、1年草。 用語説明
花期:夏 6月〜8月
茎は中空で太く、小さい棘があり、 地を這ったりヒゲヅルで木などにはい登ったりする。 ヒゲヅルは葉腋から出る。
葉は互生し、葉身は、切れこみがないか浅い掌状で、 大きさは直径10〜30センチと、品種によって様々である。 葉柄が中空で長い。
初夏に小さい実のようなものがついた雌花と、 それがつかない雄花を葉腋に1個咲かせる。 花はラッパ形で黄色く、花冠が5浅裂する。 雌花が受粉すると50日ぐらいで実が大きく実る。 受粉は開花した日の午前9時ぐらいまでで、 そのときに付近に雄花がないと受粉できなくて雌花は落ちる。
実は直径10センチぐらいから30センチぐらいまでの偏球形で、 品種によって様々であり、 50センチ以上に大きくなるものもある。
実にくぼんだ畝のあるのが中央アメリカ起源の東洋カボチャ(日本カボチャ)で、 畝のないのがアンデス起源の西洋カボチャである。 日本カボチャは煮くずれしにくく、 西洋カボチャは栗カボチャとも言われて甘い。
管理がよいと、冬至カボチャと言われるように、 収穫後6ヶ月以上保存できる。
南北アメリカ原産。

(2004/6/16)


苗。通常は直蒔きせず、鉢で育てた苗を間隔を大きくとって植える。 (2010/6/19)


葉は大きくて掌状に浅裂し、互生する。 葉柄と対生するようにヒゲヅルが出る。 (2016/7/28)


花は黄色い大きなラッパ状で、先が5裂する。 (2004/6/16)


雌花には実のもとになるものがついている。 ヒゲヅルは何かにつかまるとコイル状になって縮む。 (2015/6/30)


雌花。つかまるものがなくて縮んだヒゲヅル。 (2015/6/23)


雄花の蕾には実のもとのようなものはつかない。(20015/6/13)


蕾には毛がある。 (20014/7/2)


成長中の実。これは西洋カボチャ。(2015/6/30)


実には花の痕がヘソとして残る。葉柄や葉に剛毛がある。(2016/8/12)


二ホンカボチャの実。くぼんだ縦畝がある。(2015/9/29)


茎がよく分枝し、葉が広い面積を覆う。(2015/7/2)


冬まで残った実の中で発芽した種。(2004/12/4)


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