ジロボウエンゴサク
次郎坊延胡索
双子葉、離弁花、
ケシ科、
キケマン属、多年草。
用語説明
花期:春 4月〜5月
高さ:10〜20センチ
地中に直径約1センチの丸い根塊があり、
毎年古い根塊の上に新しい根塊ができて、
そこから根生葉と花茎が出てくる。
地上部は白緑色を帯びて柔らかく、茎は細い。
葉は2〜3回3出複葉で、
小葉は楕円形であるが、掌状に3裂するものもある。
複葉は根生するとともに、茎にも2枚ぐらい互生する。
細長い花茎の先の総状花序に、
紅紫色〜青紫色の細長い筒形の花が数個咲く。
花冠は先が唇状に上下に裂けるとともに、
各裂片は左右に2浅裂し、
筒の花柄のついている所より後部は距となっている。
花柄の基部には、小さな卵状3角形の苞がある。
長さ約2センチの線形の(豆果のような)刮ハができる。
中の黒くて丸い種には、
アリの好む種枕(エライオソーム)がついている。
全草有毒であるが、根塊は生薬として使われる。
上半部にある2〜3回羽状複葉の植物がジロボウエンゴサク。
(2017/4/22)
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