ホウレンソウ

法蓮草、法連草

双子葉、離弁花、 アカザ科、 ホウレンソウ属、秋蒔き1年草。 用語説明
花期:春 月〜月
高さ:約30センチ
秋に涼しくなってから種まきして、冬に収穫することが多い。 耐寒性があり、5度以下になると成長がとまるが、甘みが増す。 暑さに弱いので、夏はあまり収穫できない。
直根があって根はよく張り、根元は赤みを帯びることが多い。 薹立ちする茎は中空で直立する。
根生葉は葉柄が長く、全縁の細長い三角状で、 縁が軽く波打つことが多い。 芽生え時の双葉は細長い。 茎葉は互生する。
日本種は葉身の基部にくびれが3つぐらいあり、葉先がとがり、 肉薄で、果実にとがった角が数個ある。
西洋種はくびれがあまりなく、葉先が丸く、 葉柄の付け根や根が淡赤色で、果実が丸い。
雌雄異株で、日が長くなるととうだちして、 穂状または円錐状に黄緑色の小さい花を密集してつける。 花弁はなく、小さな萼片が4枚ある。
果実は淡褐色でやや固い外殻をもつ胞果で、その中に種子を 数個包んでおり、そのままでは発芽率が悪い。 (蒔く前に水につけるか裸にした種子を使う。)
ペルシャ原産で江戸初期に渡来した。



西洋ホウレンソウ。葉が厚くて葉先がやや丸い。


日本ホウレンソウ。葉の基部の切れ込みが大きく、葉は薄く、葉先が尖る。 (2015/11/20)


根元が赤みを帯びるが、葉軸も赤い品種もある。(2015/11/21)






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