ゴキヅル

合器蔓

双子葉、合弁花、 ウリ科、 ゴキヅル属、つる性、1年草。 用語説明
花期:夏〜秋 8月〜11月
水辺に生える雑草で、 つるは細くて長くのび、葉と向き合って出るつるで他のものにからむ。
葉は互生し、長さ7〜10センチの三角状披針形で、先がとがり、 基部は矛のように横に少し張り出す。
雌雄同株で、花は黄緑色で小さく、 葉腋から出る花序の上部に雄花が総状につき、 基部に雌花が1つつく。 花冠は5全裂し、裂片は先がとがる。萼片もほぼ同じ形で5全裂するので、 10弁花のように見える。 雄花では雄しべが5本あり、雌花では雄しべが退化している。
瓜果は先のとがった楕円形の蓋果で、熟すと輪切り状に割れて、 中に黒褐色の種子が縦に向き合って入っているのが見える。
果実が器の蓋がとれるように割れることから、合器蔓と呼ばれる。

(2015/7/2)


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